花山天皇（983～985）の頃、筑紫へ派遣された勅使が 海難に遭遇したが、この山の霊光に救われたことから、天 皇自ら十一面観音像を彫り、寺院を建立したと伝えられ る。観音堂に安置されている観音像と銅製鰐口は、下関市 重要文化財の１号２号である。 　山裾から山門にいたる道は、「哲学の道」として整備さ れている。 　観音堂の裏手より、弘法大師88ケ所を拝みながら登る と山頂に不動明王があり、ここからの眺望は素晴らしい。